カープOBであり、現在はクリケット日本代表選手として活躍する木村昇吾氏が、今季のカープの戦いぶりを独自の視点で分析。今回は、6月18日に支配下選手契約を結んだ持丸泰輝について語ってもらった。

2019年育成ドラフト1位で入団した持丸泰輝。6月18日、支配下選手登録された。

◆厳しい条件のなか勝ち取った支配下選手契約

皆さんこんにちは!昇吾です!

大きく負け越した交流戦が終わり、
気持ちも新たにレギュラーシーズンに期待していたファンの皆さんの心を折る様な首位ヤクルトの強さ…

交流戦優勝の勢いや山田、村上の強力コンビに圧倒された神宮3連戦でしたが、
そんな中で僕にとっても嬉しい知らせが!

カープの育成選手の持丸泰輝選手が支配下登録に!

昨年の秋季キャンプや今年の春季キャンプの解説をさせていただき、育成選手らしからぬバッティングのみならずその所作や出立ちが凄く良く見えた選手で、すぐにでも支配下にと思っていたので非常に嬉しいですねぇ!

最長で3年と言う契約の中で、その間に支配下登録を勝ち取らないといけないと言う過酷な育成契約。

その3年目の持丸選手も今年にかける想いは強かったでしょうし、
この支配下登録で更に気持ちが引き締まったと思います!

僕自身も一度育成選手を経験し、
同じプロ野球チームのユニホームを着てはいますが、背番号は3桁ですし2軍の試合しか出れない。
テレビで観る一軍の試合はどこか異世界にも感じられ、プロ野球選手と呼べるのかも疑問になる様な…

華やかな一軍の舞台で戦い、活躍する選手を
『プロ野球選手』と皆さんも思い浮かぶのでないでしょうか?

小さな頃から憧れ、そこを目指して!と日々精進して来た結果の支配下登録!

さぁここからがプロ野球選手!

プロ野球選手持丸泰輝選手!として、
この数多いる歴戦の猛者達に挑んで、
ぶっ倒していって欲しい!

おめでとう!
そして、更にその先へ!

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◆ライター 
木村昇吾(きむら しょうご)
1980年4月16日、大阪府生まれ。尽誠学園高で3年夏に甲子園出場。愛知学院大に進学し、遊撃手でベストナインを5度獲得するなど活躍。2002年ドラフト11位で横浜に入団。2007年オフに広島にトレードで加入すると、一軍に欠かせないユーティリティープレイヤーとして活躍した。2015年オフに西武にテスト生で入団。2017年にクリケットに転身すると、2018年にはクリケット男子日本代表強化選手団に選出された。クリケット界の世界最高峰であるインディアン・プレミアリーグ(IPL)での活躍を目指し、現在も競技を続けている。

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