◆2015年・交流戦7位(18試合9勝9敗)【期待の打線が不振で勝ち越しならず】
交流戦の試合数が24から18に削減された2015年。黒田博樹、新井貴浩の復帰もあり、広島は開幕前から異様な盛り上がりを見せていた。
ところが菊池涼介、丸佳浩らを筆頭に期待されていた打撃陣が機能せず、開幕ダッシュに失敗。交流戦に入ってもチームは波に乗り切れずにいた。
6月7日の楽天戦では、丸が13年10月3日以来となるスタメン落ちを経験。夏場まではそれほど得点力不足が表面化することはなかったが、5月28日のスコア(10対12でロッテに敗れる)に代表されるように投打のバランスは明らかに狂っていた。
オリックスに3連勝した直後に日本ハムに3連敗を喫するなど、チーム状態を測りかねる試合も続いた。この年の交流戦は9勝9敗の5割、7位でフィニッシュ。6年ぶりに負け越しは脱したが、不完全燃焼の感は否めなかった。