7月27日の巨人戦、5回裏にグラウンドに登場したのは、きらびやかな金の着物姿のスラィリーと、カープOB・天谷宗一郎氏。ふたりが手にしていたのは真っ赤なポンポンで、これらは同日の来場者プレゼントとして配布された『赤いチアポンポン』だった。

 カープはこれまでにも、ユニークな来場者プレゼントでファンの注目を集めてきた。ここでは印象的な来場者プレゼントを振り返る。

今年デビュー30周年を迎えたマスコット・スラィリー

 2015年からスタートしたカープの『赤いシリーズ』では、赤いタオル(2015年・巨人戦)、赤耳型カチューシャ(2015年・中日戦)、赤傘(2015年・ヤクルト戦、2023年・楽天戦)、赤耳タイガーカチューシャ(2015年・阪神戦)、赤いユキヒョウのしっぽ(2018年・西武戦)など、様々なアイテムが来場者に配布されてきた。2023年には、赤い『レッサーパンダカチューシャ』が登場。2024年には新井貴浩監督のリアルな『ボブルヘッド人形』が数量限定で無料配布され、大きな話題を集めた。

 今シーズンは、5月20日のヤクルト戦で赤い『ミラーボールカチューシャ』が、7月1日のヤクルト戦で『ビッグリボンカチューシャ』が配布された。7月27日の巨人戦で配布されたのが、冒頭の『赤いチアポンポン』だ。同日は天谷氏とスラィリー、ダンサーたちがグラウンドでダンスを披露。ファンもサンバのリズムに合わせ、配布されたポンポンを振りながらイベントを楽しんでいた。

 毎年ファンを楽しませるカープの来場者プレゼント。これからどんなアイテムが登場するのか、ユニークな取り組みに引き続き注目したい。