―今シーズンは、一つひとつのプレーの強度が高いのも魅力です。

「プレーの強度に関しては、練習の段階からこだわっています。選手間で、『もっとワンプレーにこだわっていこう』と声を掛け合うことも多いので、試合でも実践できているのだと思います」

―これから夏場の厳しい連戦が始まりますが、上位を狙える手応えは?

「どの試合であっても、『負けるはずがない』という意識でプレーしています。5月28日の名古屋戦(○1―0)のように、フリーキックの1点を守り切って勝利できる試合が増えれば上位にいけると思います。追加点を取りに行くというチームのスタイルは、相手にとって脅威のはずです。これだけの圧力を90分間かけ続けることができれば、1点以上は取れると思います。その上で、広島の強いDFラインとGKがいれば、負けることはありません」

―守備を信頼されているんですね。

「信頼しているからこそ、安心して前から攻めることができています。みんなすごい選手ばかりですが、塩谷司選手と佐々木翔選手は特にすごいですね。いろいろなチームと試合をしてきましたが、この二人ほど強いDFはいないと思います。強い・速い・上手い。勝てる気がしないので、一番マッチアップしたくない存在です(笑)」

―今シーズンの目標を教えてください。

「個人としては、2桁得点2桁アシストで20ゴール以上に絡むことを目標にしています。点を取るだけではなく、アシストもパスも出せる選手を目指しています」

―では、サッカー選手としての目標は?

「海外に挑戦して、世界に通用する選手になりたいと思っています。大迫選手が日本代表に選ばれましたが、自分も日本代表として戦える選手になりたいです」

《プロフィール》
満田 誠(みつた・まこと)
1999年7月20日生、23歳
熊本県出身/170cm、63kg/FW
ソレッソ熊本-広島ユース-流通経済大-広島(2022〜)
シャドー、CFを主戦場とするアタッカー。
大学4年間で培った シュート精度の高さ、推進力のある突破を武器にゴールを量産する。