入団会見で背番号「9」のユニホーム姿を披露した秋山翔吾

6月30日、パドレス傘下3Aエルパソを自由契約となった秋山翔吾が、マツダスタジアムで入団会見を行い、カープへの思いと今季への意気込みを語った。

 スーツ姿で会見上に現れた秋山は「カープにお世話になることが決まり、この日を迎えることができホッとしています」と第一声を発すると、入団の決め手には、2000本安打の大台を後押しする球団からのメッセージをあげた。

「選手として、まだまだ長くやりたいという思いがあったのと、鈴木(球団)本部長から2000本安打という言葉があり、個人としてその思いは持っていたのですが、球団の方からそういう言葉が出てきたことをうれしく思いました。また松田元球団オーナーからは、『ボロボロになっても2000本打ってくれ』と言っていただきました」

 一軍合流は未定だが、日米通算1476安打のヒットメーカーに対する期待は大きい。

「焦らないでいいという言葉に甘えず、自分の中でしっかりしたものを早く取り戻せる準備や気持ちのコントロールをして、チームに合流したいと思っています。(カープから)獲ってもらった以上、しっかりとしたプレーをして、ファンの方から歓声や拍手をもらえるように頑張っていきます」

 カープでの背番号「9」に決まった。西武時代、シーズン216安打のプロ野球記録を樹立するなど数々のタイトルを獲得した秋山の、初めてのセ・リーグ挑戦がいよいよ幕を開ける。