カープOBであり、現在はクリケット日本代表選手として活躍する木村昇吾氏が、今季のカープの戦いぶりを独自の視点で分析。今回は、現在のPCR検査をはじめとした、シーズン中に選手が受ける検査の裏側について語ってもらった。
◆プロ野球選手時代の検査といえば・・
皆さんこんにちは!昇吾です!
全国的に新型コロナウイルス感染症が拡大し、
感染者が増えプロ野球界にも大きな影響を出し始めて、
カープにも二軍を中心に感染者が多数出て、
チームとしても危機的な状況になってしまってます。
チームとして感染対策は行ってますし、
実際解説でキャンプ地や公式戦で球場を訪れても、
選手との接触は制限され、近づく事すら出来ず、
少し遠目で喋る程度w
お互い気を使いながらの会話で、
その場で込み入った話も出来ず、あとに電話でなんて事も…
PCR検査も定期的に行って、外食等も感染対策で制限や自粛を余儀なくされ、
選手達をはじめチーム関係者の方々も大変だろうなと…
僕自身、プロ野球選手時代の検査と言えばドーピング検査ぐらいでしたしw
と言う事で今回はドーピング検査について!
先ず日本人選手の感覚として、ドーピングをするなんて事は全く無いですが、
実は市販のお薬や栄養ドリンクに禁止薬物が入ってる可能性があり安易に服用出来無い。
定められたルールに基づいて実施するのは当然ですし、
元々人間の身体の中に有る物質では無い物質等が禁止薬物に当たるので、
それを知らずに服用して検査で出てしまうと出場資格を剥奪なんて事になってしまうので、
そこにも気を使いながらの摂取に。
有名な栄養ドリンクの『○○○○○D』のピンクを高校の後輩から差し入れでもらった時に、
もしかしたらと思いトレーナーに確認してもらったら、ドーピングに引っかかってしまうと…
一般的にも健康にも問題無いのですか、
ドーピング検査には引っかかる物質が入ってるので、飲みたくても飲めなかったw
注射や塗り薬など、痛めた箇所の治療などの処置で止むを得ない場合は、
手続きして申請すれば問題無く使用出来るので、その辺もトレーナーの先生方と連携しての使用になったりします。
このドーピング検査は尿検査で試合後に抜き打ちで選ばれる選手もランダムで2名!
試合終了時にトレーナーの先生から
『昇吾、今日ドーピング検査ね』と伝えられるのですが、試合で沢山汗をかいてるので中々すぐ出ないw
しかも試合中にトイレに行ってたら尚更出ないw
なので、基準量に満たす事が出来ずに
試合後1時間以上も検査室から出れないと言う選手もたまにいますw
まぁ抜き打ちのランダムで2名ですから、
一回も受けた事が無い選手が多いですが、
僕は1シーズンで2回も受けましたw
残りのシーズンも感染対策の徹底とPCR検査も続き、その辺の気苦労もあるとは思いますが、
これ以上感染者が増えずに試合が無事に開催される事が出来ます様に!
ほな、また!
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◆ライター
木村昇吾(きむら しょうご)
1980年4月16日、大阪府生まれ。尽誠学園高で3年夏に甲子園出場。愛知学院大に進学し、遊撃手でベストナインを5度獲得するなど活躍。2002年ドラフト11位で横浜に入団。2007年オフに広島にトレードで加入すると、一軍に欠かせないユーティリティープレイヤーとして活躍した。2015年オフに西武にテスト生で入団。2017年にクリケットに転身すると、2018年にはクリケット男子日本代表強化選手団に選出された。クリケット界の世界最高峰であるインディアン・プレミアリーグ(IPL)での活躍を目指し、現在も競技を続けている。
公式HP→http://shogokimura.net/
Twitter→@cricketershogo
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