プロ野球・広島東洋カープ、サッカーJ1・サンフレッチェ広島をはじめ、多数のスポーツチームが存在する広島県。

 広島アスリートマガジンの連載「HIROSHIMA SPORTS NAVI」では、スポーツ王国と呼ばれる広島で活躍するスポーツチームから、選手自らがナビゲーターとなりチームや競技の魅力をたっぷり紹介する。

 連載第2回は、NTT西日本のシンボルチーム『NTT西日本ソフトテニス部』から、上松俊貴(うえまつ・としき)選手が登場。2023年開催のアジア競技大会の日本代表でもある上松選手が、ソフトテニスの魅力、そして広島の印象を語ります。

2022年全日本シングルス選手権大会で優勝を果たした上松俊貴選手。

◆バドミントン×卓球の“いいとこどり”。スピードと変化球にご注目

 ソフトテニスをしていた父の影響でジュニアチームに参加したことが、競技を始めたきっかけでした。

 ソフトテニスは硬式テニスに比べて打球の初速がかなり早く、サーブやショットの種類も多いなど、バトミントンのスピードと卓球の変化球をミックスしたような特徴が魅力の一つです。

 ダブルスが主流の競技なので、いろいろな戦い方のフォーメーションがあるのも面白さの一つですね。コートのエンドラインからゲームメークをするのが後衛なら、コートの中盤から前線で試合を決めるのが前衛です。僕は主に前衛なのですが、まさにいいとこどりをする、おいしいポジションだと思っています(笑)。

 NTT西日本には日本代表クラスの選手が多数所属していますが、全員がトップクラスの選手なので、日頃の練習のレベルも非常に高いです。それぞれ持ち味の違う選手が、ライバルでありつつお互いを高め合いながら練習できているという環境も、チーム全体のレベルが高い理由だと思っています。

 ソフトテニス界では、2019年に船水颯人選手が初の『プロソフトテニスプレーヤー』になりました。僕は個人戦で船水選手とペアを組んでいるのですが、「プロである船水選手に相応しい選手であるために」と常に高い意識で練習に取り組めているので、非常にプラスになっていますね。

=後編へ続く=

《プロフィール》
上松俊貴◎うえまつとしき/1998年生、岡山県出身
2018、2019年全日本選手権優勝。
2021年全日本ナショナルチーム選出。
岡山理大附高3年時のアジア選手権ではダブルスで金メダル獲得し、ソフトテニス界で日本人初の高校生金メダリストとなった。

《チームデータ》
【 NTT西日本ソフトテニス部 】
1957年創部、広島市を本拠地とするNTT西日本のシンボルスポーツチーム。
2017年にクラブチームから部に昇格した。クラブチーム時代の2006年には、第15回アジア競技大会(カタール・ドーハ)で金メダルを獲得(中堀・高川ペア)。
日本最高峰の大会である日本リーグで11連覇を達成するなど、その実力は国内屈指。