◆さらなるステップアップで、1学年先輩の背中に追いつく!

─同じショートのポジションでは1学年上に小園海斗選手がいます。意識をする部分はありますか?

「もちろん、小園さんの存在は甲子園で活躍されていた頃から知っていますし、守備の動きが早かったり、打球の質が全然違いました。カープに入ってからも1年目からホームランを打ったりして『ああいうレベルの人がプロで活躍するんだな』と思っていました。正直まだまだ小園さんと比べられるほどの選手ではありませんし、力が足りてないことは自分でもよく分かっています。ただ、簡単にあきらめてしまうのもよくないと思いますし、今できる部分をしっかりアピールして、いずれはライバルと呼ばれるぐらいになっていきたいです」

─現時点ではどんなことをアピールしていきたいですか?

「打撃も守備もどちらも苦労していますが、まずは守備の確実性でアピールしていきたいです」

─打席に立って違いを感じた投手はいましたか?

「キャンプ中に対戦した澤村拓一さん(当時・巨人。現・レッドソックス)は球の質が全然違いました。バットに当たりましたが、球が重くて全然飛びませんでしたね」

─将来はどんな選手になることが目標ですか?

「やっぱり一番最後の目標は、一軍の首脳陣や、選手に信頼されるような選手になりたいと思っています」

 ─プロ1年目となる今季の目標は何ですか?

「まずはプロの世界で戦うための体づくりをすることです。やっぱり今でも打撃練習をしていて、思ったより前に飛ばないことが多いので、全体的なパワーを身につけるため、そして1年間通してケガをしない体をつくっていきたいと思います」

《プロフィール》
韮澤雄也●にらさわ ゆうや
2001年5月20日生、新潟県出身
178㎝・80kg/右投左打/内野手/プロ3年目
花咲徳栄高-広島(2019年ドラフト4位)