プロ野球・広島東洋カープ、サッカーJ1・サンフレッチェ広島をはじめ、多数のスポーツチームが存在する広島県。

 広島アスリートマガジンの連載「HIROSHIMA SPORTS NAVI」では、スポーツ王国と呼ばれる広島で活躍するスポーツチームから、選手自らがナビゲーターとなりチームや競技の魅力をたっぷり紹介する。

 連載第3回は、歴史と伝統を持つ男子バレーボールチーム 『JTサンダーズ広島』から、入部2年目のアウトサイドヒッター・新井雄大選手が登場。JTサンダーズ広島の攻撃の要である新井選手が、バレーボールの面白さ、そしてチームの魅力を語ります。

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東海大では主将も務め、4年時には日本代表にも選出された新井雄大選手。

◆広島に来て実感したことは……スポーツに対する“熱さ”がスゴイ!

 実はJTに入部するまで、広島に来たことがなかったんです。

 大学時代に何度かJTサンダーズ広島(以下、JT)と練習試合をする機会があったのですが、僕はいつもそのタイミングで代表に呼ばれていたりして参加できなくて……(笑)JTに入部して、初めて広島に来ることができました。

 僕の地元は新潟なのですが、夏はすごく暑くて冬はすごく寒いんです。一年を通して雨も多い地域なので、地元に比べると広島は晴れも多いしカラッとしている印象がありますね。

 街に出るとJTを応援してくれている飲食店もありますし、カープの中継をテレビで流しているお店もたくさんあって、スポーツに対する熱がすごい地域だなと感じています。関東に住んでいた頃もここまでの熱さは感じたことがなかったので、これは広島ならではのものだと思います。

 もともと野球も好きなので、プライベートでマツダスタジアムに観戦に行くこともありますが、何万人も観客が入って真っ赤に染まったスタジアムは、やっぱり特別な感じがしますよね。

 僕たちバレーボール選手も、もっとたくさんの方に見に来てもらえるように頑張っていきたいです。

 2022-23シーズンは、10月22日に広島グリーンアリーナで開幕戦が行われます。まだバレーボールを観戦したことのない方にも、ぜひ足を運んでいただけたらと思います!

《プロフィール》
新井雄大●あらい ゆうだい
1998年生、新潟県出身
高校2年時に春高でベスト16に選出され、3年時にはアジアジュニア選手権メンバーとして国際大会にも出場。東海大1年時には日本代表に選出されるなど、世界を舞台に活躍するアウトサイドヒッター。

【 JTサンダーズ広島 】
1931年頃、日本たばこ産業(JT)の実業団チームとして創部。
第1回日本リーグからV.LEAGUEまで、1度も2部降格を経験していない唯一のチームである。V・プレミアリーグで優勝1回、V.LEAGUEでは準優勝1回。黒鷲旗では優勝4回、準優勝6回の実績を持つ。
チーム名、チームロゴは「人を驚かす雷鳴、美しい稲妻」をイメージ。
チームカラーはコーポレートカラーの緑。