カープOBであり、現在はクリケット日本代表選手として活躍する木村昇吾氏の連載コラム。今回は、マツダスタジアム観戦を通して感じた“プロ野球の凄さ”について語ってもらった。

ライト・パフォーマンスシートからの風景(マツダスタジアムで木村昇吾氏が撮影)

◆3万人もの人を虜にする、とてつもない魅力

皆さんこんにちは!昇吾です!

今年ももう9月…早い…この前開幕した気が…
それは言い過ぎかも知れませんが早い!
しかし、暑い夏が終わってもプロ野球はここから更に熱さを増す終盤戦に!

優勝もCS圏内の戦いもまだまだ分からない中、
先日マツダスタジアムでの解説の翌日に、
広島東洋カープ対読売ジャイアンツの試合を現地で観戦して来ました〜

解説以外でマツダスタジアムでの試合を観るのは、
5年ぶりくらい!

バックネット裏に陣取りカープうどんを堪能して、
小学生の頃に一緒に野球をやってた幼馴染みと話をしながら、プロ野球の凄さを実感…

マツダスタジアム人気のグルメ・カープうどん(木村昇吾氏が撮影)

一つの試合に3万人が集まり、
その一球に固唾を飲んで応援し、
歓喜と落胆の繰り返し…
その模様はテレビを通して全国に届けられ、
スマホでも逐一状況が確認出来る。

これだけの人々を虜にする、とてつもない魅力に
感慨深いものが湧いてきて更にアスリートとしての活力もいただきましたね〜

実は今回の一番の目的は、カープのパフォーマンスシートでの観戦!
先程登場した幼馴染みが『ライトスタンドで応援した事あるか?』と…
当然ある訳もなく『解説者がパフォーマンスシートで応援する事なんか無いやろうし、おもろいから行こうや!』と
誘われて、『チケット取れたらな!』と無理だろうと思って承諾したら、ちゃんとチケットをゲットw

5回の裏が終わり、バックネット裏から移動し初のパフォーマンスシートでの観戦に!

マツダスタジアムが出来て間もない頃に、
嶋さんと球場全体をランニングして周った事があり、パフォーマンスシートにも来た事があったのですが、
やはりその時とは全く違う雰囲気で、幼い頃に甲子園やグリーンスタジアム神戸に行った時の様な感覚になり、
懐かしさとワクワク感に包まれて、
さっきまでいたバックネット裏とはまた違った楽しみ方が出来ました!

欲を言えば、声を出しての応援がまだ解禁されていないので今度はスクワット応援の中の観戦が出来たらなとw

最後はバックネット裏に戻ってカープの勝利を見届けて、
今日の試合の事を話しながら笑顔で帰路に着くカープファンの皆さんを見て、
これだけの人達を笑顔に出来るプロ野球選手達は本当に尊敬ですし、
凄い事が毎日の様に行われてるんだなと再認識しました!

選手の皆さんには厳しい世界で戦い、
心も体も疲弊するとは思いますが、
怪我なく思う存分プロ野球で野球が出来る幸せを、
一日も長く続けていける様に願ってます!

日本にプロ野球があってよかった!

ほな、また!

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◆ライター 
木村昇吾(きむら しょうご)
1980年4月16日、大阪府生まれ。尽誠学園高で3年夏に甲子園出場。愛知学院大に進学し、遊撃手でベストナインを5度獲得するなど活躍。2002年ドラフト11位で横浜に入団。2007年オフに広島にトレードで加入すると、一軍に欠かせないユーティリティープレイヤーとして活躍した。2015年オフに西武にテスト生で入団。2017年にクリケットに転身すると、2018年にはクリケット男子日本代表強化選手団に選出された。クリケット界の世界最高峰であるインディアン・プレミアリーグ(IPL)での活躍を目指し、現在も競技を続けている。

公式HP→http://shogokimura.net/
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