カープは11月2日、長野久義の巨人移籍が合意に達したと発表した。

8月26日の巨人戦(マツダスタジアム)で外野守備につく長野久義

 長野は2019年、巨人にFA移籍した丸佳浩の人的補償として広島に入団。2020年には代打として99試合に出場し、打率.285、10本塁打、42打点の成績を残した。この年の代打打率は、100打席以上立った選手の中でリーグ1位の.440を記録している。

 今季は主に代打として58試合に出場し、123打数、26安打、12打点、3本塁打。打率.211にとどまったものの、7月16日の巨人戦(東京ドーム)では満塁本塁打を放つなど、勝負強い打撃でチームに貢献していた。

 2009年ドラフト1位で巨人に入団した長野は、新人王、ベストナイン3回、ゴールデングラブを3回受賞するなど、チームの中心選手として活躍。2012年からの3連覇にも大きく貢献した。来シーズンから古巣に復帰し、5年ぶりに巨人のユニホームに袖を通すことになる。

《プロフィール》
長野久義●ちょうの・ひさよし
1984年12月6日生、佐賀県出身
筑陽学園高ー日大ーHondaー巨人(2010〜2018)ー広島(2019〜2022)ー巨人(2023〜)