昨夜はエース・大瀬良大地の投打にわたる活躍で、3年連続で開幕戦白星発進となったカープ。苦手とする今永との一戦で勝ち切っただけに、今日も勝利して連勝スタートを狙いたい。

開幕2戦目のマウンドには、プロ4年目の床田寛樹があがる。昨季は1年間先発ローテーションを任され、7勝を挙げ、防御率2.96をマーク。左肘手術を乗り越え、復活を遂げた一年となった。開幕前最後の登板となった6月13日のソフトバンク戦は4回4失点と不本意な結果に終わったが、修正を重ねて開幕ローテを勝ち取った。昨季DeNAとの対戦成績は2勝1敗、防御率3.20と苦手にはしていないだけに、持ち味の緩急を使ったテンポの良いピッチングでリズムをつかみたい。

一方打線で注目したいのは昨夜の開幕戦で1番に座った新外国人のピレラだ。初打席で安打を放つと、来日初アーチを含む3安打を記録。リードオフマンとして打線を活気づけた。もう1人は田中広輔。8番を打った昨日は、同点のきっかけとなった三塁打をはじめ、2安打1四球でピレラ同様、打線に勢いを与えた。来日初先発となるDeNAの新助っ人ピープルズが相手となる今日の一戦でも、ここまで1番打者を争ってきた2人が塁を駆け巡り、チームに攻撃のリズムを呼び込みたいところだ。

また昨夜は、守備固めとして途中出場した三好匠の美技がチームを救うなど、安定した守りも光った。今日もミスの少ない堅守で投手陣を盛り立て、勢いをさらに加速させる。