◆2018年/℃℃℃(ドドドォー!!!)(監督:緒方孝市)

努力・泥臭さ・怒涛・度胸・同心・同郷・胴上げといった言葉にある共通の発音『ど』を、熱さ(温度)とカープらしさ(C)を感じさせる『℃』で表現した」というキャッチフレーズ。初の3連覇への決意も込め、『℃』を3つ連ねたロゴマークも話題になった。チームはキャッチフレーズの思いにこたえ、球団史上初のリーグ3連覇を成し遂げた。

(2018年チーム成績/82勝59敗2分、優勝)

◆2019年/水金地火木ドッテンカープ(監督:緒方孝市)

 オフに巨人へ移籍した丸佳浩の人的補償として長野久義(2023年より巨人復帰)が入団し、プロ野球ファンを驚かせた2019年。カープが掲げたのは「リズムが良く口ずさみやすいもの」をテーマにしたユニークなキャッチフレーズ。球団は、「太陽系の家族である惑星、カープも家族のようなチームワークで戦っていく。太陽系で1番輝くチームを目指します」とコメントしている。チームは4連覇ならず、4位に終わった。

(2019年チーム成績/70勝70敗3分、4位)

◆2020年/たった今 このAKAの子 舞いたった(監督:佐々岡真司)

 『回文』がテーマとなったキャッチフレーズ。逆さまから読んでも「たったいま このあかのこ まいたった」となるフレーズは、「永続的に繰り返すことができ、これからもずっと、ファンとともに戦っていきたい」という意味が込められている。この年のファン感謝デーでは、『球団創立70周年記念ロゴワッペン』も発表された。

(2020年チーム成績/52勝56敗12分、5位)

◆2021年/バリバリバリ(監督:佐々岡真司)

 佐々岡監督2年目となった2021年のキャッチフレーズは、「“バリ”あつく、“バリ”はげしく、“バリ”しつこく戦う」という決意を表現した『バリバリバリ』。2年連続Bクラスという悔しい現状を踏まえ、殻を「バリバリバリ」と力強く突き破る覚悟を、キャッチフレーズとロゴマークに込めた。チームは苦しい戦いが続き、4位に。

(2021年チーム成績/63勝68敗12分、4位)

◆2022年/ガツガツGUTS!(監督:佐々岡真司)

 佐々岡監督最終年となったシーズンのキャッチフレーズは、「3年連続Bクラスの悔しさを胸に、ガツガツ貪欲に戦い、GUTS!あふれる1年にしていきたい」という思いが込められた『ガツガツGUTS!』。合わせて、歯を食いしばった力強いデザインのロゴマークも発表された。

(2022年チーム成績/66勝74敗3分、5位)

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