12月1日、マツダスタジアムで広島東洋カープの森浦大輔が契約更改交渉を行った。プロ2年目の今シーズンは、救援投手としてチーム最多の51試合に登板し24ホールドをマーク。昨シーズンも54試合に登板しており、2年連続でカープ投手陣を大いに支えた。
交渉後の契約更改会見での質疑応答は、以下の通り。
ーサインはされましたか。
「はい、しました」
ー前年と比べて、金額はどの程度変わりましたか?
「金額は、上げてもらいました」
ーどのくらい上がりましたか。
「(昨年から)1,800万上げてもらいました」
ー球団からは、主にどのようなところを評価してもらえたと感じていますか。
「ホールドを上げていたので、その点を評価していただきました」
ー本日の契約更改で、もっとも時間がかかったのが森浦投手でした。時間をかけて話し合ったのは、どのような部分でしたか?
「査定の内容であったり、どういうところが1番ポイントをもらえるのかといった話をさせていただきました」
ー契約面以外の部分で、球団と話をされたことはありましたか?
「来年に向けて、『こういうところを期待している』という話をいただきました」
ー具体的には、どのようなところを期待されているのでしょうか。
「来季は50試合以上(の登板)と、勝ちにつながるところで投げるということを目標にしようと思っています」
ー今シーズンを振り返って、2022年は森浦投手にとってどのような1年でしたか。
「初めて二軍にも行って、(改めて)一軍で活躍したいという思いがありました。一軍に戻って来れて、また投げさせてもらうことができたので、なんとか一軍で投げることができて良かったと思っています」
ー2022年、森浦投手自身の中ではどのような収穫がありましたか。
「去年よりも三振がとれるようになったので、その点では手応えがあったかなと思います」
ーでは、来シーズンに向けて改善が必要だと感じた部分は?
「自分の力を出しきれない試合もあったので、もっと『試合で投げる』ということに慣れていかないといけないと感じました。しっかり毎試合同じ力を出せるように、精神的にもっと強くならないといけないなとも思いました」
ー今年は侍ジャパンにも招集されました。あの期間に得るものの大きかったのではないですか?
「そうですね。やはり他の球団の選手に話を聞く機会がこれまでなかったので、いろいろな話を聞いて勉強になりました」
ーオフには湯布院のリハビリキャンプに参加されましたが、シーズン中とは違った距離感で先輩選手たちと接する機会になったかと思います。何か得るものはありましたか?
「普段であれば聞けない話、見ることのできない部分を知ることができたので、これをきっかけに先輩との距離を縮めていければいいなと思いました」
ー春季キャンプまでの期間は、どのように過ごされますか。
「しっかりと体づくりをメインに取り組んで、キャンプ初日からしっかり球を投げてアピールできるように準備したいと思います」
ー来シーズンは新井監督のもと戦っていくことになりますが、森浦選手はどのような役割を担いたいと思っていますか。
「監督に言われた場所で、しっかり結果を残して頑張りたいと思います」
ーここ数年はカープにとっても悔しいシーズンが続いています。来年はどんなシーズンにしたいと思われますか。
「来年は優勝を目指して頑張りたいです」
■森浦大輔(もりうら・だいすけ)
1998年6月15日生(24歳)、和歌山県出身
天理高〜天理大〜広島(2020年ドラフト2位)