ここ数十年、メジャーへ挑戦する日本選手が急増している。カープからメジャーへと羽ばたいた選手はこれまで4人。ここでは、カープから海を渡った選手たちを紹介する。

 2月4日の日南キャンプでは、黒田博樹球団アドバイザーがサプライズ登場しファンを驚かせた。今回は、2015年の電撃復帰で広島を沸かせた黒田の軌跡を振り返る。

ブルペンで九里亜蓮投手と話をする、黒田博樹球団アドバイザー

◆広島と世界を熱くした“男気“!日本人史上3人目のメジャー開幕投手も務めた黒田博樹

ヤンキース時代に登板する黒田博樹。MLB7年間で211試合に登板した

 上宮高、専修大を経て1996年ドラフト逆指名2位でカープに入団。1年目の巨人戦で、初登板・初先発・初勝利・初完投の快挙を達成する。

 2007年にFAを行使してドジャースへ移籍すると、2008年に先発登板、初勝利。2009年には開幕投手として白星を挙げ、2011年にメジャー通算100先発を記録。2012年にヤンキースへ移籍すると、メジャー通算50勝を達成。

 2014年オフに古巣ドジャースからの高額オファーを断り、カープへ移籍することを発表。2016年にはカープ25年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献し、同年、現役を引退。2023年シーズンからは、球団アドバイザーとしてカープを支える。

【プロフィール】
黒田博樹(くろだ・ひろき)
1975年2月10日生
1997年カープ(1996年ドラフト2位逆指名)-2008年ロサンゼルス・ドジャース-2012年ニューヨーク・ヤンキース-2015年カープ(2016年引退)

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