――同じ北関東地区には、常総学院高時代の同級生である飯田晴海投手(日本製鉄鹿島)がいます。
「エイジェックに決めた時に連絡を入れました。都市対抗に出たのはまだ1回でチームとしては若いのですが、そこで勝つぞと。真剣勝負の場で対戦できることを楽しみにしています。高校のときには、あまりチーム内の実戦で当たった記憶はないんですよね。でも晴海とは、小学生のときから対戦をしていました。高校で同じチームになったときは、まさか一緒にやるとは思っていませんでした。それが、また対戦相手となるとは(笑)。良い投手だけど打ちます! 」

――同期の活躍も新たな挑戦のきっかけになりましたか?
「まだまだ負けていられないなと思います。JR東日本にも高校の同期である吉澤岳志という内野手がいます。一緒にプレーしていた選手がまだ現役なら、自分ももうひと頑張りしたいと思いますね」

――社会人野球はトーナメント戦があります。
「トーナメント戦の難しさはプロにはないものです。ですが基本は、練習あるのみじゃないですかね。もちろん調整もしますが、自分がたくさん練習をしていたら若い選手もついてきてくれるのではないかと思います。言葉よりも、自分が行動で示すことでマインドを伝えられたらと考えています」

――アナライザーサポートも充実していると思います。
「選手はたくさん活用すべきですよね。僕もデータに関しては強くないので、勉強をしていかないといけません。環境が整っているというのは当たり前ではないと思いますし、若手選手と一緒になって勉強したいですね」

――最後に今年の目標を教えてください。
「個人目標は社会人の目安数値がまだ分からないので、実数では立てていないのですが、チームの勝利につながるような1本を打つ勝負強い打撃をすることです。チームとしては日本一。でもまだ今の状態では届かないと思うので、OP戦や日頃の練習から、高い意識を持って臨んで目標を達成させます」

◆プロフィール
内田靖人・うちだやすひと
1995年5月30日生、福島県いわき市出身。常総学院高−東北楽天ゴールデンイーグルス(2013年ドラフト2位−2022年)−エイジェック(2023–)