東京ドームで行われた本日の巨人戦は延長10回5対5で引き分け。昨年のリーグ王者・巨人との3連戦は1勝1敗1分に終わった。

先制したのはカープ。2回表、2死から今季初スタメンの坂倉将吾が二塁打で出塁すると、続く堂林翔太が7球目のチェンジアップを完璧にとらえ2ランホームラン。堂林翔太は2017年5月31日の西武戦以来、3年ぶりの本塁打となった。

3回以降は無得点が続くも、1点ビハインドの7回表、2番手・澤村拓一から、先頭の堂林翔太がセンター前ヒットで出塁すると、長野久義の四球で、1死一、二塁。ここで1番ピレラが左中間を破るタイムリーを放ち同点に追いつくと、菊池涼介の内野安打で勝ち越し、西川龍馬の併殺崩れの間に追加点をあげた。

カープの先発・遠藤淳志は、初回に先頭の亀井善行に四球を与えるも、後続を抑えて無失点スタート。しかし3回裏、2死から、坂本勇人と丸佳浩の連打で1点を返されると、5回裏、坂本勇人に2ランを浴びて逆転を許した。プロ初先発は、5回まで98球を投げて被安打6、3失点の内容。勝ち投手の権利目前だったが、粘りきれなかった。

リリーフは、21日のDeNA戦に続き、勝ちパターンの継投に不安を残した。7回裏に登板した今村猛は亀井善行にタイムリー、1点差の8回裏に登板した菊池保則は岡本和真にホームランを浴び逃げ切りに失敗。新型コロナウイルス感染拡大防止のため特別ルールが設けられた今季のプロ野球で、両リーグ通じて初めての引き分けに終わった。