開幕2カードを3勝2敗1分けと勝ち越しで終えたカープ。今日からは名古屋に移動し、中日との3連戦を迎える。

カープはエース・大瀬良大地が今シーズン2度目の先発マウンドにあがる。開幕戦では9回4安打1失点の快投で12球団一番乗りの完投勝利をマーク。投げるだけではなく、流れを引き戻す同点打、勝利を決定づけるプロ初ホームランを放つなど、バットでも存在感を示す大活躍だった。昨シーズン、中日からは4勝をあげ、防御率1点台と安定感抜群のピッチングを見せているだけに、相性の良い中日相手に勝利をつかみたい。

カープの課題はリリーフ陣だ。昨日の巨人戦では終盤に2点リードを追いつかれ勝利を逃したように、勝ちパターンの継投に不安が残る。大瀬良大地が先発の今夜も僅差で終盤を迎える可能性が高いだけに、セットアッパーの菊池保則、フランスア、クローザーのスコットが役割を全うできるかが、ポイントとなりそうだ。

一方の打線は、ここまで6試合のうち4試合で2ケタ安打を記録。菊池涼介が復調気配を見せ、昨夜は復活を期する堂林翔太が1121日ぶりの本塁打を放つなど、明るい話題も多い。中日の先発・大野雄大に対しては、昨シーズン6度対戦し1勝1敗、防御率2.47。鈴木誠也や會澤翼など主力打者が打率1割台に抑え込まれただけに、ピレラやメヒア、堂林翔太など、昨シーズン対戦が少ない打者に期待がかかる。また、昨年15打数5安打1本塁打と大野を打っている長野久義の出番にも注目したい。