4月15、16日、ドルフィンズアリーナ(名古屋市)で行われたB.LEAGUE第32節、名古屋ダイアモンドドルフィンズ戦。GAME1広島88–91名古屋、GAME2広島83–91名古屋で、西地区の順位争いで重要な一戦で広島ドラゴンフライズが連敗を喫してしまった。

広島ドラゴンフライズ PG #0 寺嶋 良選手。

 GAME1は1Qで10点差をつけられた広島だが、Q2でマーフィーの3Pシュートなどで6点差まで縮め、3Qではソットのダンクやフリースロー、辻の3Pシュートなどで得点を重ね、一時は2点差まで詰め寄った。最終4Qには寺嶋のジャンプシュートやエバンスの3Pシュートなどで残り2分に逆転! 残り37秒からは壮絶なリードの奪い合いがあったが、残り11秒で名古屋が点差を3点に広げ試合を決めた。

 GAME2では、両チームともディフェンスの強度が高く拮抗した展開が続いたが、名古屋が早い展開からのゴールなどで得点を重ね、ジリジリと点差が広がっていく。Q2終了時点で広島35-46名古屋と広島は11点の差をつけられてしまった。3Qで追いつきたい広島は、激しいディフェンスからリズムを作ろうとするが、リバウンドで強さを見せた名古屋に17点差までリードを広げられる。最終4Qでは、8ブラックシアーや寺嶋が得点を重ね、残り1分にはメイヨのバスケットカウントが決まり6点差まで詰め寄ったが、名古屋がリードを守り切り試合終了。広島にとって痛い連敗となってしまった。

 GAME1の試合終了後、辻直人選手は「名古屋Dのアグレッシブなプレーに押されて、出だしは流れに乗れなかった。前半が終わるころには少し戻ってきて、第3Qでは詰めることができた。今日は踏ん張ろうと思っていたが、多くリバウンドを取られている。明日修正していこうと思う」と、リバウンドの差がゲームを勝敗の分かれ目だったとコメント。

 またGAME2の試合後にはミリングHCが「名古屋Dとは4回対戦したが、全てタフなゲームだった。今日も終始厳しい戦いだった。4Q は立て直すことができたが、最後は力が及ばなかった」と敗戦を認め、シーズンも残りわずかとなった次節からの戦いに前を向いた。

広島ドラゴンフライズ のホーム、広島サンプラザ。

 この2試合でゲーム差なしの西地区4位となった広島ドラゴンフライズ。CS進出は確定しているもののより高い地区順位を目指して、次は4月19日に広島サンプラザで滋賀レイクス(西地区8位)と対戦定予定。

広島アスリートマガジン4月号は、いよいよ始動した新井新監督が表紙を飾ります! 広島ドラゴンフライズ カイル・ミリングHCの独占インタビューも掲載。広島のスポーツチームを率いる監督たちの哲学にもご注目ください!