【SANFRECCE HIROSHIMA Regina】創設3年目のシーズンを迎えるサンフレッチェ広島レジーナが10日、2023-24シーズン新加入選手の会見を行った。

会見に臨んだ新加入選手の髙橋(左)、松本(中央)、市瀬(右)

 来シーズンから新たに戦力として加わるのは、市瀬千聖(いちのせ・ちさと)、松本茉奈加(まつもと・まなか)、髙橋美夕紀(たかはし・みゆき)の3選手。

 会見に出席した雨野祐介強化部長は「昨シーズンは順位を1つ上げたとはいえ、勝ち点や得点数、失点数の部分では満足しておりません。どうすれば拮抗した試合を勝ち切れるか、失点しても崩れずにゲームの流れを引き寄せることができるか。さまざまな課題を踏まえて、レジーナらしさをより追求していくためのチームビルディングをするなかで、3名の選手の獲得に至りました」と説明した。

 ジェフユナイテッド市原・千葉レディースから移籍のDF・市瀬は、167cmの長身と強さを備えたCBで、4バック、3バックいずれにも対応できる万能型DFだ。会見では「自分のストロングは、ロングフィードとヘディング。背番号である『5』得点を目標に頑張りたい」と決意を語った。

 ノジマステラ神奈川相模原から移籍のMF・松本は、FWもこなすアタッカー。自身の持ち味を「スピードと打点の高いヘディング、粘り強さ」と語り、レジーナ1年目となるシーズンは、「前線の選手でもあるので、得点を上げながら守備にも貢献したい」と攻守に渡る活躍を誓った。

 昨季、レジーナとの対戦で1試合2ゴール2アシストをあげた髙橋は、大宮アルディージャVENTUSからの移籍。今年30歳を迎えるベテランではあるが「まだまだ成長できる」と新天地でのさらなる飛躍を目指す。雨野強化部長は「複数得点に絡んでくれること、今いる選手をより活かすプレーをしてもらいたい」と期待を寄せた。

 レジーナの2023-34シーズン開幕戦は、8月26日(土)マイナビ仙台レディース戦(広島広域公園第一競技場)を予定している。