◆ヤングJKBの打線が爆発！
ゲームは初回からヤングJKB打線が躍動した。2番・藤井彰真が四球で出塁すると、3番・神原温心キャプテンがライト線へ弾丸ライナーの二塁打。１死二、三塁の得点機で4番・宮野快生が左前へ弾き返し、2点を先制した。
「打ったのはストレートです。先制のチャンスで回ってきて、『4番としてここで打たないと話にならん！』という思いで打席に入りました。食らいついた結果、打ててよかったです」（宮野快生）。
6番・中室颯友（3年）も右前適時打を放ち、初回に3点を奪うと、続く2回にも神原の中犠飛、宮野のレフト線への二塁打、横山晄（2年）の中前適時打で4点を加点。５回には7番・河原蓮（2年）の適時二塁打で8得点目を記録。試合の主導権を終始握った。
一方のヤンキース岡山Ýoung打線は5回までに4度先頭打者が出塁。ヤングJKBの10安打に迫る9安打を放ち、幾度も好機を作ったがあと１本が出ない。
5回に代打・中村祐月（2年）の中前適時打で1点を反撃。続く9番・松永蓮歩（3年）の遊撃内野安打で二死満塁とチャンスを拡大し、粘りを見せたが、1番・西谷太一（3年）が三振に倒れ、ゲームセット。
ヤングJKBが5回コールド勝利を収め、初優勝を成し遂げた。
「選手たちが力を出し尽くしてくれた。優勝おめでとうと声をかけてあげたい。そしてこの結果に満足せず、ここからさらに頑張ってほしい」と笑顔で語った重政小次郎監督。
またキャプテンの神原温心選手は「全国制覇をチーム目標に掲げ、みんなで頑張ってきた結果、目標を成し遂げることができた。本当に嬉しいです。最高です！ 甲子園で行われるエイジェックカップはとても楽しみです。監督をぜひ甲子園に連れていきたいと思っています」と、大舞台での戦いを前に心を弾ませた。
大会MVPには決勝で4打点を挙げたヤングJKB・宮野が選出された。
各リーグの覇者が集うエイジェックカップは、8月28日大阪シティ信金金庫スタジアム、8月29日阪神甲子園球場（決勝）で、中学硬式野球リーグの垣根を越えた大会として初開催される。
