2023年11月に、第4代RIZINフェザー級王者のヴガール・ケラモフを下し、第5代RIZINフェザー級王者となり今勢いに乗る鈴木千裕が、アスリートマネジメント会社の株式会社RIGHTS.とマネジメント業務提携契約を締結したことを発表した。

鈴木千裕 選手

 鈴木の競技スタートは小学3年生のとき。空手競技を始めたことをきっかけに格闘技のキャリアをスタートさせると、中学時代に総合格闘技に転向。しかし、成長期に見合わない過酷な減量生活が祟り過食症に苦しんだ。

 一度は競技から離れるも、キックボクシングプレイヤーとして格闘技界に復帰すると、翌年『初代KNOCK OUT BLACKスーパーライト級王者』に輝いた。リングマイクで「格闘技の二刀流を目指す」と高々と宣言。2023年11月に当時のRIZIN王者のヴガール・ケラモフと対戦すると、1ラウンドKO勝ちでチャンピオンベルトを手に入れた。

 稲妻の如く激しい競技人生を送っている男の胸のうちには「子どもたちに未来を見せたい。真面目にやっている人が報われる格闘技を目指したい。『真剣に格闘技をやっていけば夢をかなえられる』という格闘技業界を俺がつくりたい」という強い思いがあった。

 今後は、これまで行ってきた児童養護施設への訪問やファイトマネーでの子供向けイベントなどの既存の取り組みに加えて、アゼルバイジャンの児童養護施設での支援プロジェクトを立ち上げる予定だ。