野球、サッカー、バスケットボールなど、多様なスポーツチームが存在する広島県。年間を通してたくさんのスポーツに触れることができる広島は、まさに『スポーツ王国』だ。

 広島県内のさまざまなスポーツチームの活動をサポートしているのが、広島県スポーツ推進課に設置されている『スポーツアクティベーションひろしま(SAH)』。同団体は、チームの垣根を超えて選手同士、スタッフ同士が交流することで、双方のチームの活性化を図ることを目的のひとつとしている。

 SAHによるアスリート向け研修会・交流会が、1月30日、広島駅のお好み焼スタジオ・OKOSTAで行われた。

「チームを横断して交流する場を増やしたい」というSAHの理念のもと開催された、第1回研修会・交流会。

第1部は『SNS』にまつわる研修会、第2部では『お好み焼体験』で交流

  参加チームは、アフィーレ広島(インクルーシブフットボール)、イズミメイプルレッズ(ハンドボール)、中国電力レッドレグリオンズ(ラグビー)、はつかいちサンブレイズ(女子野球)、広島エフ・ドゥ(フットサル)、NTT西日本ソフトテニス部(ソフトテニス)の6チーム。

 第1部の研修会には、カープOB・安部友裕さん、STU48メンバーの福田朱里さん、尾崎世里花さんが登壇し、セルフブランディングをテーマに『SNSの運用』についてトークを繰り広げた。

 福田さん、尾崎さんは現役アイドルならではの視点で、ファンとのコミュニケーションツールとしてのSNS運用方法を紹介した。また、現役時代はあまりSNSで発信していなかったという安部さんは、現役引退後、改めてアスリートがSNSを通じて情報を発信する大切さを感じたという。参加者は実際にスマートフォンを用いて他チームのSNSをチェックするなど、実践的な研修となった。

 第2部では、お好み焼スタジオ・OKOSTA協力のもと、参加者による『お好み焼体験』が開催された。くじ引きで3グループに分かれ、それぞれが鉄板を囲んでお好み焼づくりに挑戦した。

 お好み焼をひっくり返すパートでは、成功するたびに大きな歓声が上がるなど、チームの垣根を超えて盛り上がった。調理過程や出来上がったお好み焼を撮影し、第1部で学んだSNS投稿のコツを早速実践するチームも。終了後にはお互いのSNSアカウントを交換するなど、研修会・交流会を通じて、普段あまり関わることのない他競技のチーム同士での交流を深めていた。