◆課題として浮上した交代枠の使い方

 課題とされていた得点力ではなく、敗戦の要因となったのは鉄壁を誇っていた守備陣だ。両チームとも選手交代から流れが変わっただけに、交代枠の使い方も今後のポイントになってくるだろう。

「今日であれば1-0で勝っていた状況の中での交代ですし、その時、その時で状況が違うので何とも言えない。全体としては久しぶりのゲームを4日前にやって、我々としては非常に良い出来で終えたところで、しっかりリカバーして中3日でもほぼ同じメンバーでやれると判断していました。ただ、久しぶりのゲームだったということ、今日は久しぶりに暑かったことを考えると交代だけでなくスタートのところ、あるいは最初から出し切る意識を持った選手を含めて、もう少し整理をしてゲームに向かっていくことはやらないといけないと今日は改めて感じました」

 城福監督が試合後にコメントしたように、最低でも勝ち点1で終わらせなければならない試合だった。とはいえ、後ろを向いてばかりもいられない。12日には早くもアウェーでの鳥栖戦が控えている。過密日程の中で求められるのは、一日も早い気持ちの切り替えだ。過去2年と同じ轍を踏むことだけは許されない。