今シーズンからサンフレッチェ広島に加入し、期待に違わぬ活躍を続ける大橋祐紀。開幕戦からスタメン入りを続け、自ら得点を挙げることはもちろん、チーム好機を生み出すなど前線からチームをけん引している。今季も二桁ゴールが期待される大橋の、新天地への思い、サポーターへの感謝の言葉をお届けする。(全3回・後編)
◆新・背番号77を、たくさんの人に覚えてもらえる選手になりたい
—『継続して結果を残す選手が良い選手だと思う』と話されていましたが、そのために求められるのは、どんなことだと思いますか。
「練習で一つひとつのプレーのクオリティーを高めるなど、いまやっている日常のことを毎日変わらず続けていくこと、それがすべてだと思います。めぐってきたチャンスを決め切らなければいけないポジションなので、練習からこだわってやっていきたいです」
—広島での新しい背番号77は、なじんできたと感じていますか。
「自分では見えないので(笑)。なじんでいるかはサンフレッチェファミリーの皆さんが判断することですが、たくさんの方々に背番号を覚えてもらえる選手になりたいです」
—サンフレッチェファミリーの印象はいかがですか。
「すごく熱い応援をしていただいています。開幕戦ではピッチとスタンドの距離が近いこともあって、一体となっていると感じました。これからも一緒に戦いながら勝利を積み上げていって、良い結果をつかみたいです」
—大橋選手はプロ入り後、タイトルを獲得したことがありません。広島が2015年以来のJ1リーグ優勝、2022年のYBCルヴァンカップ以来のタイトルを目指す今季、どのような思いを持って臨みますか。
「1試合1試合を全力で戦った先にタイトルがついてくると思っています。一つひとつ、勝利にこだわってプレーするだけです」
—最後に、サンフレッチェファミリーの皆さんへのメッセージをお願いします。
「まだシーズンは始まったばかりです。さらに波に乗っていけるように、チーム全員で一つひとつの試合に全力で向かっていきます。 一緒に戦ってください!」
大橋祐紀(おおはし・ゆうき)
1996年7月27日生、千葉県出身
ポジション・FW
八千代高ー中央大ー湘南ー広島(2024年〜)
中央大時代は加藤陸次樹とチームメートで、ふたりのコンビネーションから得点を量産。前所属の湘南でもストライカーとして活躍し、2023シーズンの開幕戦ではハットトリックを達成した。広島移籍後の2024シーズン開幕戦でも2ゴールを挙げチームをけん引。2シーズン連続の二桁得点が期待されている。