ナゴヤドームで行われた本日の中日戦は2対7で勝利。投打が噛み合ったカープが、中日に連勝し、7月初のカード勝ち越しを決めた。

今季3度目の先発マウンドにあがった遠藤淳志は、3回まで毎回得点圏にランナーを背負う苦しい立ち上がり。3回裏には連続安打と四球で無死満塁のピンチを招くと、ビシエドに犠牲フライを打たれ1点を返された。しかし後続は打ち取り、この回を最小失点で切り抜けると、4回以降はノーヒットピッチングで中日打線を封じ込めた。注目のルーキー・高卒ドラ1の石川昂弥には、プロ初打席で二塁打を許すも、2打席目・3打席目は連続三振。プロ3度目の先発マウンドは毎回三振を奪い、105球を投げて6回1失点。被安打5、9三振を奪う内容で、先発としてプロ初勝利を飾った。

昨日、23安打19得点の猛攻をみせたカープ打線は、今日も理想的な攻撃を展開した。初回、1番ピレラが初球安打で出塁すると、菊池涼介が送って、西川龍馬がレフト線を破るタイムリー。上位打線3人で先制すると、3回表もピレラの安打をきっかけに2死二塁にして、4番・鈴木誠也がタイムリー。1番が出塁し2番が送ってクリーンナップが返す、お手本ともいえる攻撃で試合の主導権を握った。

7回表には4安打2四球を集め4点を追加。西川と鈴木がこの試合2度目のタイムリー、そして、両リーグで唯一打率が4割を超える堂林翔太もタイムリーを放った。カープ打線は昨日に続き2ケタ安打を記録。単打を重ねる攻撃で7点を奪い、中日投手陣を攻略した。