─3月上旬には、侍ジャパンに招集されました。
「自分の中では、昨年WBCの途中離脱があった中で、もう一度声をかけてもらったので、“悔しさを晴らしたい”という気持ちが1番強かったです。選んでもらえたときはすごくうれしかったですし、今度こそ結果を出したいと思って臨みました。今回は交流試合のような面はありましたが、自分の中では、昨年の悔しい気持ちを胸に秘めてマウンドに上がりました」
─代表での登板は、結果的に無失点に抑えました。
「良い投手の登板が続いてたので、やはり自分もなんとか波に乗りたかったですね。相手にも助けられて、なんとか無失点という感じでした」
─再びチームに戻り、3月10日のオープン戦の後には新井貴浩監督が報道陣の前で、『守護神は栗林でいく』と明言されました。監督から直接声をかけられるなどあったのでしょうか?
「監督が明言されたときも、それ以降も直接言われることはありませんでしたが、うれしかったというのが1番です。より一層気が引き締まったというのか、今年こそはなんとか力になれるように頑張りたいと思いました」
─やはり9回のマウンドに対する思いは強いものがありますか?
「どのポジションでも気持ちは変わらずにマウンドに上がりたいと思っています。9回には9回の責任感があると思っていて、9回に投げたい思いというよりも、〝やらなきゃいけない〟という思いが強いですね」
《第2回につづく》
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