ルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスは、6月7日に信濃グランセローズ、8日・9日に埼玉武蔵ヒートベアーズをホームに迎え3連戦を戦う。ここでは、注目選手や見どころなどを紹介していく。

7日に登板予定の19歳の若き右腕・マロスティカ投手

 信濃は現在リーグ2位で、強力打線が武器のチームだ。栃木GB・石川慧亮と並んで本塁打リーグ1位タイの6本塁打を放っている松井聖、馬場愛己、4割を超える高打率をマークする沢津橋達也ら、強打者がずらりと並ぶ。

 この打線を栃木GB投手陣がいかに抑えるかがキーとなりそうだが、初戦は19歳の若き右腕、マロスティカ投手が予告先発として発表された。ここまで2試合に登板して防御率18.00と結果は残っていないが、5月に行われた東京ヤクルトスワローズとのオープン戦では5回1安打1失点の好投を見せるなど、素質の片鱗を見せており、どんな活躍を見せてくれるか楽しみだ。

 8日、9日に対戦する、現在4位の埼玉は、栃木GBと0.5ゲーム差につけている。この2戦の結果次第では順位が入れ替わる可能性もあるだろう。

 ここでは両チームの捕手に注目したい。まず、今季より栃木GBに加入した出原康希は、『四国アイランドリーグplus』の高知ファイティングドッグスでも実績のある25歳。高い盗塁阻止率を誇り、強肩が大きな武器になっているほか、最近5試合で9安打を放つなど、今季は強打の二番打者としての活躍も目立っている。

『四国アイランドリーグplus』高知ファイティングドッグスから今季栃木に加入した出原康希

 対する埼玉は、21歳ながらリーグを代表する選手のひとりである町田隼乙が4番捕手として出場を続けている。BCリーグ選抜として出場した、5日のDeNAベイスターズ戦でも強打を披露し、今年こそNPB入りをと意気込んでいる。また、高卒ルーキーの本田凌太は、打力を武器に指名打者として出場機会を増やしており、3割に迫る打率をマークしている。強肩も魅力で、捕手として出場した際には注目を集めることだろう。

 リーグも中盤に差し掛かり、ますます盛り上がりを見せてくるBCリーグから目が離せない。

【試合情報】
●日時:2024年06月07日 17:00
 場所:小山運動公園野球場(栃木県小山市向野187)
 栃木ゴールデンブレーブスvs信濃グランセローズ 
   
●日時:2024年06月08日 13:00    
 場所:エイジェックスタジアム(栃木県宇都宮市西川田6-1-3)
 ​栃木ゴールデンブレーブスvs埼玉武蔵ヒートベアーズ
   
●日時:2024年06月09日 13:00
 場所:宇都宮清原球場(栃木県宇都宮市清原工業団地14)
 ​栃木ゴールデンブレーブスvs埼玉武蔵ヒートベアーズ