サンフレッチェ広島は20日、MF・野津田岳人がタイの1部リーグ、BGパトゥム・ユナイテッドFCに完全移籍することを発表した。

5月19日の京都戦ではスタメン出場していた野津田。22日のカップ戦(東京V)でのプレーが広島でのラストマッチとなった。

 野津田は1994年生まれの30歳。広島出身で、広島ジュニアユース、ユースを経てトップチームに昇格した生え抜きだ。新潟、清水、仙台、甲府での期限付き移籍を経て2022に広島に復帰(2019〜2020年は広島でプレー)。2022年は28試合に出場し、中盤の要としてチームをカップタイトルへと導いた。今シーズンはここまで公式戦7試合に出場していた。

 野津田はクラブを通じて以下のようにコメントを発表。

「この度、タイのBGパトゥム・ユナイテッドFCへ完全移籍することになりました。
僕は幼い頃からサンフレッチェ広島というクラブに憧れ、そしてここまで育ててもらいました。
このクラブは僕にとってのサッカー人生そのものです。
そんなクラブで今までプレーさせてもらえて本当に夢のような時間でした。
ここまで、多くの偉大な先輩達、そして可愛い後輩達といった最高のチームメートやスタッフの方達と一緒にプレーできた事、たくさんのタイトルを取れた事、そしていろいろな方の想いが詰まって完成した最高のスタジアムでプレーできた事は忘れません。
ただ自分自身、まだまだやれる自信があり、選手である以上試合に出てプレーをしたいという思いがありました。
そして広島から他のJリーグのクラブに行くのではなく、今までとは違った国、環境で新たに挑戦し、プレーヤーとしても人間としても成長したいという思いでこの決断をしました。
この決断を受け入れてくれたクラブには本当に感謝しかありません。
ファン・サポーターの皆さん、今まで本当にたくさんの応援をありがとうございました。
広島のファン・サポーターの元でプレーできたことは僕の誇りです。
どんな時もサポート、応援していただきありがとうございました。
広島の誇りを胸に新たな環境で輝けるように頑張ってきます。
今まで本当にありがとうございました。
サンフレッチェ広島がエディオンピースウイング広島で数多くのタイトルを獲得できることを心より願っています。
野津田岳人」