─ 5月12日からは27試合連続で5番スタメンが続き、結果が残りました。
「自分の打撃スタイルは別に打順で変わることはないので、多少の意識だけですかね。5番だと4番の(鈴木)誠也の後になりますし、相手投手も誠也との勝負を避けて5番の僕と勝負する場面も多々ありました。チャンスで回ってくることが多かったのでそれを意識しました」

─ チャンスの場面ではどんな意識で打席に立っているのですか?
 「モチベーションを高くというより、普段よりも、より冷静になるようにしています。しっかり自分のスイングをすることだけに集中したり、いろいろ頭の中を整理した上で打席に入るように心がけています」

─ 打順が固定されることで、西川選手にとってメリットはありますか?  
「う〜ん、あるとすればたとえば5番で出ていたときなら、2番のキクさん(菊池涼介)が出塁したら『この辺で準備したらいいかな』くらいで、さほど変わりはないですね。6月からは3番スタメンが増えましたけど、『初回に回ってくるな』というぐらいで、その違いですかね(苦笑)」

─ 今季は3番、5番とクリーンアップでのスタメンが多くあります。相手投手の攻め方についてはどう感じていますか?
 「内角攻めが増えましたね。追い込まれてからも特にそうです。最近はある程度、内角を頭に入れるようにしていますけど、そういう攻めをされるようになったばかりの頃は、これまであまり内角攻めがなかったので戸惑いはありました。誠也の前後を打つなら、相手投手もどっちかで勝負してきますし、もちろん状況によっては『球を見ていく』ということもあります。ですけど、僕は積極的に打ちに行くタイプですし、打撃スタイルは基本的に変わりないです。前の打者への攻めを見ての兼ね合いはありますけど、基本的には初球から打てる球がきたら打ちたいですね」