7月19日に開幕した「第95回都市対抗野球大会」は、全12日の日程に及ぶ社会人野球の2大大会の1つだ。本大会はグラウンドでの白熱した試合だけでなく、両スタンドで繰り広げられる応援の姿にも注目が集まる。
今回は3年ぶり2度目の出場となる小山市・栃木市代表のエイジェックの応援について紹介する。
◆ALL栃木で挑む都市対抗野球大会
都市対抗野球大会と言えば、その名の通り各都市の名を背負う戦いとあって、地域ごとの趣向を凝らした応援が特色の1つだ。今回エイジェックは小山市・栃木市の代表として、東京ドームの舞台に立つ。そんなエイジェックに勢いをつけるべく駆けつけるのは、地元ブラスバンドと、ご当地キャラクターたちだ。
栃木県内の大学ブラスバンド部に協力を仰ぎ、社員メンバーとタッグを組んで応援する。今年の北関東予選でもエイジェックスタンドで声援を送り、代表決定戦ではスタンドを埋め尽くしたSUBARU応援団に対抗するべく、決死の演奏とダンスでエイジェックナインを後押しし、共に北関東第1代表を勝ち取った。
エイジェックが拠点としている栃木市からは『とち介』が、小山市からは『政光くんと寒川尼ちゃん』が来場予定。Wフランチャイズを敷くチームならではの、両都市マスコットの共演となる。
◆ステージに華を添えるチアリーダーは2チームのプロチアパフォーマンスチーム
都市対抗野球大会の華の1つでもあるチアリーダーには、2チームのプロパフォーマンスチームを起用する。1チーム目はエイジェックが運営する『栃木ゴールデンブレーブス』のオフィシャルチアパフォーマンスチーム『GOLD LUSH』だ。GOLD LUSHは主に栃木ゴールデンブレーブスの試合でパフォーマンスを行っており、エイジェックのチャンステーマで使われている『極楽浄土』は栃木ゴールデンブレーブスで使用されているチャンステーマでもある。普段から使い慣れたチャンステーマで、東京ドームにエイジェック旋風を巻き起こす。
2チーム目はエイジェックが運営・ディレクションを行う『B girls』だ。栃木ゴールデンブレーブスと同様に、ルートインBCリーグに属する『埼玉武蔵ヒートベアーズ』のオフィシャルチアパフォーマンスチームだ。2021年にエイジェックが都市対抗野球大会に初出場時には出演しておらず、今回がチームとして初の出演となる。プロパフォーマンスチーム2チームでの圧巻のパフォーマンスにも注目したい。
◆“エイジェックらしい”選曲、ステージパフォーマンスにも注目
最後に、エイジェックらしさが見られる選曲についてを紹介する。前回出場時には、J-POPを中心にこれまでの社会人野球にあまり見られなかった流行曲を取り入れた応援を展開し、SNS上でも大きな反響を呼んだ。
昨年、京セラドームで行われた社会人野球日本選手権大会に出場した際には、当時大流行していたAdoの『唱』のほか、大阪大会ということで『大阪LOVER』など観客が楽しめる応援を繰り広げた。本大会では、日本選手権で用いたセットリストからまた新たな曲を加え一新。今年、アニメ『マッシュル-MASHLE-』の主題歌で特徴的なダンスがSNS上で話題を呼んだ『Bling-Bang-Bang-Born』がその筆頭だ。
その他の楽曲についてはエイジェック特設サイトの他、SNS上で事前に振り付け動画やセットリストの公開をしており、チェックすることでより楽しむことができそうだ。
「エイジェックの選手たちが200%の力を大舞台で発揮できるようにスタンドから後押しして、日本一の目標の手助けができれば」と語るのは団長の本田一輝さん。全国初勝利、そして日本一へ向けた戦いが24日から始まる。
【第95回都市対抗野球大会】
エイジェック初戦
エイジェックvs 日本製鉄瀬戸内
7月24日(水)18:00〜 @東京ドーム