11月27日、マツダ スタジアムでカープ・栗林良吏の契約更改が行われた。昨シーズンは60試合に登板し、キャリアハイとなる38セーブを挙げた守護神だったが、シーズン終盤には1回の登板で6失点を喫するなど苦しむ場面も見られた。今オフには右肘のクリーニングの手術を受けたことを発表していた。
栗林は球団との交渉について、「来シーズンはサードユニホームをつくってほしいとお願いしました」と笑顔。一方で今季について聞かれると「9月の巨人戦で6失点したピッチングがチームの順位に大きく影響してしまった。すごく責任を感じている」と苦しんだ後半戦を振り返り、「(38という)セーブ数はキャリアハイにはなりましたが、それはチームのみなさんのおかげ。負けの数と、負け方については反省しなければいけない」と表情を引き締めた。
セーブ数と同じくキャリアハイとなった登板数については、「60登板という登板数に関しては、自分のなかで満足している。今シーズンは『チームで一番投げる』ことを目標にしていたので、それが達成できたことは良かったと思っています。来シーズンも継続していきたい。今度は、セ・リーグで一番投げられるようにしたい」と意気込んだ。
右肘の手術明けとなる今オフ、「焦ることなく、例年通り」としながらも、リハビリにもしっかり重点を置き、「なるべく早く投げられる状態にしたい」と語る。絶対的守護神の完全復活を心待ちにするファンに向け、「来シーズンは、チームで一番投げることと、負けない投手になれるように頑張りたい」と力を込めた。