2025年プロ野球が開幕して約1カ月を迎えようとしている。『変化』をキーワードに戦う新井カープには、一軍出場を目指す多く若鯉戦士たちが二軍で汗を流している。今回は、速球が魅力のプロ3年目・斉藤優汰の声をお届けする。
苫小牧中央高から2022年ドラフト1位で入団し、今季で3年目を迎えた斉藤優汰。最大の魅力は最速156キロをマークするスピードボールだ。昨季も一軍での活躍が期待されたものの、二軍で技術を磨く日々が続いた。練習量の多さで話題となったキャンプを経て、「自分の感覚は悪くない。ただ、対バッターというところでは物足りなさを感じている」と現在の課題を語る。
「具体的には、自分のなかでうまく『間(ま)』がつくれていないという印象です。今は、その間をどうつくるかというところを意識しながら取り組んでいます。入団してからまだ一軍での登板がない。今年こそは……」
勝負の3年目、多くのファンが一軍での登板を待ち望んでいる。
■斉藤優汰(さいとう・ゆうた)
さいとう・ゆうた/2004年5月27日生、北海道出身
189cm 96kg/右投左打/投手/プロ3年目・20歳
苫小牧中央高ー広島(2022年ドラフト1位)