開幕からカープ打線の中心を担い、好調をキープしている新外国人のファビアン。同じく今季カープに入団したのが長打力が持ち味のモンテロだ。開幕直後に負傷離脱したものの順調にリハビリをこなし、5月11日の二軍戦では本塁打を放つなど、一軍復帰も近づいている。ここでは、ファビアンと共に打線に変化を与える存在として期待されるモンテロの声をお届けする(全2回/第1回)

一軍復帰が待たれるモンテロ

◆ファビアンと同じタイミングで入団が決まり、神様の仕込んでくれたことだと感じた

−モンテロ選手はアメリカでプレーしていた時、日本の野球にどのようなイメージを持っていましたか?

「実はアメリカでプレーしていたときは日本の野球については全く知識がありませんでした。日本でプレーすることが決まってから、日本の文化も含めて調べるようになりました。どんな投手がいてどんな特徴があるのかなど、日本でプレー経験のある選手にもいろいろ話を聞いていました」

−アメリカでプレーしている日本人選手についてはいかがですか?

「アメリカで活躍している日本人はもちろん知っています。特に大谷翔平選手(ドジャース)は人間とは思えないですね(笑)。あと山本由伸投手(ドジャース)もすごく良い投手です。みんなポテンシャルが高いと感じています」

−カープへの入団を決めた理由は?

「昨年は3Aでプレーしていましたが、ファビアンとは別のチームですが同じリーグだったので普段からよく話をしていました。9月頃から日本の野球について話をよくしていましたが、『もし日本のチームから良い話があってチャンスがあればプレーできたら良いな』と思っていました」

−ファビアン選手は、同じドミニカ共和国出身です。モンテロ選手にとってどんな存在ですか。

「オフに私がカープと契約することになり、その後ファビアンも同じカープと契約することになりましたが、これは神様が仕込んでくれたことだと思いました。アメリカから日本に行くとなると寂しい気持ちもありましたが、ファビアンとコミュニケーションをとりながら、同じ飛行機、同じ日に日本に来ることができてすごくうれしくて、心強かったです」

(後編へ続く)