ルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブス(以下、栃木GB)は7月20日、小山運動公園野球場で茨城アストロプラネッツ(以下、茨城AP)と対戦し、5対2で勝利した。この試合は、小山市出身の成瀬善久の先発登板と、お笑いコンビ・ティモンディの高岸宏行の今季初登板がアナウンスされており、今季最多となる3,891人の大観衆が詰めかけた。
1点を追う2回、無死満塁から栃木GBの8番・鈴木智也の内野ゴロと、9番・田代優翔の適時打で3点を奪うと、先発の成瀬が4回までを抑え、試合をつくった。
この試合の5回には、高岸が今季初登板。最速144キロのストレートとフォークを織り交ぜ、1回を無失点に抑える好投を見せた。
なかでも、二死二塁のピンチでは、鋭いライナー性の打球を打たれるも、センターの三方陽登が好捕。このピンチをしのぎ切ると、三方に向けてサムズアップのポーズでファインプレーを讃えるシーンも見られた。
高岸は今季、150キロを目指すと宣言しトレーニングを続け、6月にはイースタンリーグの始球式で148キロをマーク。今季初登板でそれを上回ることは出来なかったが、しっかりと投手として結果を残した。
その後は横尾潤、嶋田航、堀越歩夢、竹本徹と、リリーフ陣が茨城AP打線を抑えて試合をものにした。
栃木GBは現在、首位群馬に6ゲーム差の2位。厳しい夏を迎えるが、高岸の「エール」で逆転優勝へ望みをつなげたい。