サンフレッチェ広島レジーナは21日、2024年6月からチームを率いてきた吉田恵監督が今季限りで退任すると発表した。

レジーナのホームスタジアム、エディオンピースウイング広島

 吉田監督は1973年生まれの52歳。ヴェルディ川崎(東京ヴェルディ)や神戸、広島で選手としてプレーしたのち、2008年から広島のジュニアユースコーチに就任。以降、複数のクラブで指導者を歴任し、2024年2月からサンフレッチェ広島レジーナアカデミーアドバイザーを務め、6月から監督に就任していた。2024-25シーズンの戦績はリーグ戦5位、カップ戦優勝、皇后杯ベスト8だった。

 吉田監督はクラブを通じてコメントを発表。

「この度、今季限りでレジーナ監督を退任することになりました。サンフレッチェ広島久保社長をはじめとするチーム関係者の皆様、スポンサーの皆様、ファン・サポーターの皆様、そして選手、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。

24-25シーズン、①皇后杯ベスト4 ②クラシエカップ連覇 ③リーグ戦TOP3と、3つの目標を掲げてスタートしました。立ち上げから3年間で積み上げてきたベースをもとに、さらなる高みを目指して闘った今シーズンでした。結果は、皇后杯はベスト8、クラシエカップ連覇、リーグ戦5位という結果でした。

その中で、大変な重圧がかかる中、3強を抑えて連覇したクラシエカップ優勝は、選手全員で闘った本当に価値のある優勝だと思います。強豪相手に、強気の姿勢で立ち向かったあの姿は、本当に素晴らしかったし、目に焼き付いています。

『今までの自分達を超えていく!』

今シーズンのスタートミーティングで選手に伝えた言葉です。この一年、チームとして個人として、結果も内容も昨年までの自分達を超えていく為に、精力的に色んな課題にチャレンジ、トライし、試合で出た課題を修正して成長、向上し続けてくれた選手達には本当に感謝の気持ちしかありません。ありがとう!

そして、ホームではもちろん、どんなに遠いアウェイの試合にも関わらず、足を運んで力強い応援で選手の背中を常に押し続けてくれたファン・サポーターの皆様には感謝の気持ちしかありません。本当にありがとうございました。また、レジーナ監督という素晴らしく貴重な経験をさせて頂いたサンフレッチェ広島久保社長をはじめとするクラブの皆様、スポンサーの皆様、本当にありがとうございました。苦しい時もありましたが、皆さんと過ごした時間はかけがえのないものです。この経験を生かして、これからも頑張っていきます。

本当に一年間、ありがとうございました」(一部を抜粋)