8月5日に開幕した、第107回全国高等学校野球選手権大会。今年も予選を勝ち抜いた高校球児たちが、甲子園球場を舞台に白熱した試合を繰り広げている。ここでは、カープ選手が高校時代について語ったインタビュー再編集してお届けする。
今回は、2018年夏の甲子園で『超高校級ショート』として注目を集めた報徳学園高・小園海斗が、「思い出深い」と語る高校時代のエピソードを振り返る。
◆大舞台で実力を発揮!一躍、ドラフトの目玉に
4球団競合の末、ドラフト1位で入団した小園海斗は、名門・報徳学園高で1年春からベンチ入りを果たし注目を集めていた。
2年、春のセンバツで甲子園出場を果たすと、4試合で打率.500を記録。さらに3年夏の甲子園では、1試合最多タイとなる3二塁打を記録し、大舞台での実力を発揮した。
「みんなで1つになって、勝利を目指して進んでいくことを学んだ3年間でした。もちろんプロでも1試合1試合大事ですが、負けても次の日も野球ができます。ただ、高校野球は一発勝負。それだけに、高校最後の試合は思い出深いものがあります」
甲子園のグラウンドで輝きを放ち、走攻守三拍子そろった超高校級ショートと呼ばれた小園。ただ、野球漬けの3年間だったわけではない。
「野球だけではなく、毎日の生活や勉強もしっかりやろうという学校だったので、今振り返ると、そういったことも前向きに取り組んできて良かったと思うことはありますね」
心技体、全てを鍛えた3年間の時間は、今でも小園の中で息づいている。
■小園海斗(こぞの・かいと)
2000年6月7日生、兵庫県出身/178cm・91kg
右投左打/内野手/プロ7年目・25歳
報徳学園高-広島(2018年ドラフト1位)