─ 改めてトレードのお話を聞いた瞬間はどのようなお気持ちでしたか?

「時期が時期でしたし、『事務所に来てくれ』と言われた瞬間にピンと来ました。一番最初に思ったのは、『どこのチームなのかな?』ということです」


─ 移籍先を聞いた時はいかがでしたか?

「リーグが違いますし、二軍でも対戦がなかったので情報がありませんでした。広島に知り合いもいなかったので、知らないところに行くという不安はありました」


─ 実際カープでプレーされてどのような印象を受けましたか?

「若い選手が多くて、元気のあるチームだなと思いました。キャンプの練習のときから中でみんな話しかけてくれたので、やりやすい環境でやれていると思います」


─ 新しい環境でスタートするシーズンでしたが、これまでと気持ちの部分で違いはありましたか?

「楽天から移籍するときにコーチに『移籍1年目が大事だ』という話をされたので、開幕からしっかりアピールしていこうと思いました。なかなか楽天でも結果が出ていなかったので、厳しい状況だったこともあり、チャンスを頂いた感覚でした。やっぱり第一印象が大事だと思っていたので、移籍初年度でしっかりアピールしていこうという思いは強かったです」


(広島アスリートマガジン2019年10月号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)

▼ 菊池保則(きくちやすのり)
1989年9月18日生、茨城県出身/180cm・80kg/右投左打/投手/プロ12年目・30歳/常盤大高-楽天(07年高校生ドラフト4巡目)-広島(19年)