8月23日に行われたサンフレッチェ広島ー東京ヴェルディ戦(味スタ)は、前半6分に広島が先制に成功。さらに後半には中村草太のリーグ戦5ゴール目、新井直人に約2カ月ぶりのゴールも飛び出し、3ー0の快勝で勝利を収めた。
試合は前半6分、セットプレーから広島が先制した。中島洋太朗のCKにジェルマンが頭で合わせるが、これはゴールポストに跳ね返される。しかしこぼれ球は中央に詰めていた中野就斗の元へ。すかさず反応した中野がこれを押し込んで、広島が先制に成功する。
さらに後半、62分にジャーメイン良が体を張って奪ったボールを中村が独走で持ち上がり、左足でファーサイドへ流し込み追加点に成功。2点リードとした広島はその後、GK大迫敬介を中心とした堅守で東京Vの攻撃を跳ね返し続けた。83分には3試合ぶりスタメンの新井直人がFKから直接ゴールネットを揺らし、3点目をあげて東京Vを突き放した。
リーグ戦では6月22日(横浜FC、◯4ー0)以来となる3得点以上をあげた広島が、クリーンシートの快勝で勝ち点3を手にした。首位・京都とは勝ち点差2に迫った(8月25日時点)。
試合後コメントでスキッベ監督は、「3ー3で終わってもおかしくないほど、東京Vにもチャンスのあった試合だった。選手には、『もっと前から行こう。相手陣内でサッカーをしよう』と話をした。この暑さのなか厳しい試合ではあったが、良いゲームができたと思う。(交代後は)前線に新しい選手を入れたことで、前からプレスに行くという部分もうまくいったと思う」と試合を振り返った。
広島の次戦は8月27日、アウェイで天皇杯準々決勝・名古屋との一戦に臨む。