― 自分としては、どんなタイプの選手だと思いますか?
「自分で言うのはなかなか難しいですね(苦笑)。理想は走攻守揃っている選手ですけど、強いて言うなら打てる内野手になりたいです。守備へのこだわりがないわけではないですけど、やっぱり打撃の方が好きです」

― 現在の数字だけ見ていると四球が少ないという印象を受けます。
「あまり、見逃すのが好きじゃないことが関係しているかもしれません。あとは単純にボール球に手を出しているから四球が少ないのだと思います。自分の長所とするフルスイングは続けていきたいですが、これからはボール球を振らないということも大事になってくると思っています」

― 信条とするフルスイングについて、それはいつ頃から心がけていることですか?
「“振らないと始まらない”ということを強く実感した高校時代からです」

― たとえば選抜でのバックスクリーンへのホームランなど、フルスイングにいきつくためにはなにかきっかけがあったのですか?
「あれは……たまたまです(笑)。どちらかというと夏の大会のほうが手応えがありました。夏の甲子園では全試合自分のプレーができたかなと思っていますし、甲子園で思い切ったスイングにたどり着いたことで、このスイングでやっていこうと決めました」