◆小さな頃はサッカー少年。高校時代は投手も経験

─ ルーキーインタビューでは毎回選手の野球のルーツなどをお伺いしています。まず、中神選手が野球を始めたきっかけを教えてください。

「兄が野球をやっていた流れで自分も自然にやっていました。幼稚園の頃から始めて、小学校入学と同時に地元のチームに入団しました」

─ 小さい頃に他のスポーツはやられていたのですか？

「小さい頃は野球よりもサッカーの方が好きなサッカー少年でした。父親から、『野球の練習に行くぞ』と言われても、『サッカーやりたい！』と言って困らせていました（笑）」

─ 当時憧れていた選手は誰ですか？

「最初に買ったグローブが、井端さん（弘和・元中日など）モデルだったんです。自分が岐阜県出身ということもあり、中日ファンだったのですごく憧れていました」

─ 高校時代は、投手としてもマウンドに上がりましたが、ご自身の中で投手と野手の比重はどちらの方が重かったのでしょうか？

「野手として練習することがほとんどだったので、やっぱり野手の方に意識はありました。ただマウンドに上がった時は、エースのつもりで投球していました」

─ 投手の経験が野手として生かされた部分はありましたか？

「守備面で意識が変わりました。自分が投手をやっているときにも経験があるんですが、『打ち取った！』と思った打球をエラーしてしまうと、投手のメンタルにすごく影響があるんですよね。自分もそういう経験があったからこそ、内野を守っているときは打球を確実に処理してアウトにするという思いがありました」