◆ライバルとの切磋琢磨で、目指すは一打で雰囲気を変える1番打者

─ プロ入りまでに最もお世話になった人は誰ですか?

「祖母です。父と母が共働きの家庭で育ったので夏休みや冬休みなどの長期の休み中は朝になったらいつもおばあちゃんの家に行くという生活をしていました。本当に小さい頃から面倒を見てもらっていたので、感謝してもしきれません」

─ 入寮のタイミングでおばあさまからは、お手紙を渡してもらったそうですね。

「改まった形で手紙をもらったのは初めてだったので、普段言わないだけでこういう風に思ってくれているんだなということがよく分かって、目を通した時は思わず泣いてしまいました。頻繁に連絡は取っているわけではありませんが、期待に応えられるようにしたいです」

─ カープからドラフト指名されたときのことは覚えていますか?

「まさか4位で指名されるなんて思っていなかったので、びっくりしました。正直プロになるのも厳しいかと思っていたので指名された瞬間は驚きでした」

─ 同期入団の高卒野手には小園海斗選手、林晃汰選手、羽月隆太郎選手がいますが、意識する部分はありますか?

「それぞれこれまでの環境は違いますが、プロ野球人生のスタートは横一線なので、負けてられないなと思っています」

─ 将来打ってみたい打順はありますか?

「昔から1番を打っていたので、愛着があります。自分が投手をやっているときに、相手チームの1番打者がいきなり初回からガツンと良い当たりを打つと相手チームに勢いが出てきて嫌だなと思っていたので、自分も将来はチームに勢いを生み出すような打者になっていきたいと思います」