3年ぶりのAクラス、そしてリーグ優勝、その先の日本一に向けたカープの戦いがいよいよ始まる。指揮官となり4年目を迎えた新井貴浩監督にとって、昨季はどのようなシーズンだったのだろうか。そして、今シーズン掲げる目標とは。開幕直前インタビューで監督が語った言葉をお届けする。

4年目のシーズンに臨む新井監督。ファンの願いはもちろん優勝、そして日本一だ

◆カープファンの喜ぶ姿が、一番の喜び

ー監督として3シーズンは新井監督の野球人生において、どんな時期だったと言えますか?

「自分にとっては新しい経験の時期ですね。この3年間でいろんな発見もありましたし、学ばせてもらいました。ただ、その経験を4年目にしっかり活かしていかないといけないと思っています。監督に就任する前に思い描いていた理想と、違ったこともたくさんありますね」

ー監督として、一番の喜びを感じるのは、どんな瞬間でしょうか。

「やっぱり、試合に勝った時です。本当にうれしいですし、たとえばサヨナラ勝ちなどで、カープファンのみなさんがワーっと盛り上がっている時は特にそう感じます。そう考えると、ファンのみなさんが喜んでいる姿を見ていることが、自分としては一番うれしいかもしれないですね。そのうれしさというのは、選手時代と一緒かもしれないですね」

ー2026年は監督として4年目を迎えられます。どのような気持ちでしょうか。

「昨年はすごく苦しいシーズンでした。3年間監督をやらせてもらう中で、このオフは一番長く感じました。『すぐにでも来シーズンが始まってほしい』という気持ちです。悔しくて悔しくて、腹が立ちますし、イライラしてなかなか寝付けないことがあったり、目が覚めてまた野球のことを考えて寝られなくなったり……。こういうことは監督になって初めての感情です。そういう日々だったので、早くシーズンを戦って、やり返したい。そういう気持ちですね。今年も護摩業をやらせていただきましたが、またそこで気持ちもグッと引き締まりました。とにかく、やり返したいですね」

ー監督として、どんなカープをファンに見せたいですか?

「とにかく勝つことが大前提です。その中で打つこと、走ること、守ること、投げること、全てにおいてアグレッシブに攻めていく。こういう姿勢の野球を見ていただきたいですね。特に今年のドラフトでは、高卒選手は1人だけで、あとは大卒・独立リーグ出身と即戦力の選手ばかりです。これはカープのドラフトとしては異例なことです。そういう意味では、新たに加わってくれたルーキーたちが、今いる選手たちと競争しながら、どんな化学反応を起こしてくれるのか、それを自分自身も楽しみにしていますし、カープファンのみなさんにも楽しみにしてもらいたいと思います」

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