サンフレッチェ広島の堅守を支え続けるDF・荒木隼人。他を圧倒する空中戦の強さに、屈強なFW相手にも互角に渡り合う対人強度・・いまやチームに欠かせない存在だ。ここでは、広島一筋8年目のシーズンを戦う荒木隼人が、日本代表への思いを語った独占インタビューを再編集してお届けする。(『広島アスリートマガジン』2025年10月号掲載記事を再編集)
◆2025年のE-1で感じた代表への距離。『足りないもの』を学べたのは収穫
ー2025年7月7日から開催された『東アジアE-1サッカー選手権2025』では、2022年大会以来の日本代表に選出されました。今大会は3試合を通じて香港戦の1失点のみという好成績で、改めて守備力の高さが光りました。
「あの大会は、3戦全勝で連覇することができました。ロースコアに抑えることができましたが、韓国戦以外の2試合に関しては、正直なところ自分たちの力が優っていた部分が大きかったと思います。
特に、攻守の切り替えや強度の部分で相手を上回り、試合を支配する時間が多かったのが要因ではないかと思っています。大会を通して、いま自分自身に何が足りていないのかなど、E-1より先の代表に入っていくために何が必要なのかを学ぶこともできました。ただ学んだだけでなく、どう行動に移せば良いのかも、より具体的になったと自分のなかでは感じています」
ーE-1、そしてアメリカ遠征の招集で、改めてW杯に向けてご自身の足りないものを学べたということですが、具体的にどのような部分が足りていないと感じていますか。
「強度の面であれば、守備の強度や準備の部分です。Jリーグであれば抑えることができていた場面でも、日本代表の試合では、もっと細かくポジショニングを突き詰めていくことが大切なのだと感じました。
2026年は北中米W杯が開催されますが、E-1を通して、やはりまだまだ距離はあるなと感じました。可能性はあまり高くないかもしれないという実感もありますが、ここで力を出し続けていけばゼロではないと思っているので、いまはそこに向けても頑張っています」
■荒木隼人(あらき・はやと)
1996年8月7日生 (29歳)、大阪府出身
186cm/78kg、ポジション:DF(CB)
広島ユースー関西大ー広島 (2019年〜)

