4月19日のDeNA戦で、プロ7年目にして初ヒットを放ったカープ・持丸泰輝。今季は4年ぶりの一軍出場を果たすと、3試合連続でスタメンマスクを託されている。

 育成契約から這い上がった24歳の扇の要がかつて語っていた『育成だからこそ感じるプレッシャー』とは。ここでは昨シーズンの独占インタビューを、再編集してお届けする。(『広島アスリートマガジン』2025年10月号掲載記事を再編集)

4月19日のDeNA戦では4年ぶりとなる先発マスクを被った

◆『一軍に上がらないと』というプレッシャーは増している

 北海道・旭川大高から育成ドラフト1位で指名を受け、2022年に支配下登録。24歳の持丸は、現在カープに所属する育成出身選手では大盛穂に次ぐキャリアの持ち主だ。

 「高校の監督からは、正直、育成でも指名は厳しいのではないかと言われていました。だからカープに指名された時は、それだけですごくうれしかったことを覚えています」と、2019年当時を振り返る。

 育成指名でもうれしかった、と振り返りながら、一方で「コーチからは、三桁の背番号はまだプロの選手ではないと厳しい言葉もかけてもらいました。確かに、二桁の背番号じゃないと一軍の試合には出ることができませんからね。一軍で試合をする権利すらないなかでのスタートだったので、3年間の計画を立てながら取り組んできました」。

 その結果、2022年6月に支配下登録を果たす。育成3年目のシーズンのことだった。

 支配下の登録期限は7月末。ぎりぎりといっても良いタイミングでの登録に、「焦りは当然ありました」と話す。

 「6月までは、守備の面はともかく打撃成績がすごく悪かったので、このままだったら……という諦めのような思いもありました。だから、支配下にするよと言っていただけた時は安心しましたし、すごく驚きました」

 焦りのなかでもがきながらも、3年目でつかんだ二桁の背番号。

 「キャリアを重ねるごとに、『一軍に上がらないと』というプレッシャーは育成の時に比べて増したと思っています。前川 (誠太)や二俣 (翔一)が一軍で即結果を残していますし、悔しさもあります」

 持丸が次に見据えるのは、一軍での活躍だ。

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