2026/27シーズン明治安田J1リーグ開幕戦、サンフレッチェ広島はホーム・エディオンピースウイング広島でジェフユナイテッド千葉と対戦した。広島は試合を通して主導権を握り、3-0で快勝。セバスティアン アレーがJリーグデビューを果たし、川村拓夢が復帰戦でゴールを決めるなど、充実した内容で新シーズンのスタートを切った。
オリジナル10同士によるJ1リーグ戦での対戦は2009年以来17年ぶり。リーグ開幕戦で両クラブが顔を合わせるのは1993年のJリーグ開幕戦以来、33年ぶりとなった。
そんな記念すべき一戦、GKは大迫敬介がベンチ入りし、大内一生が開幕戦の先発を務めた。最終ラインは左から佐々木翔、荒木隼人、塩谷司という経験豊富な3バック。中盤は左WBに東俊希、右WBに中野就斗、ボランチに川辺駿と中島洋太朗を配置した。前線は鈴木章斗が1トップに入り、シャドーには加藤陸次樹と前田直輝が並ぶ布陣となった。
一方、注目の新加入FWセバスティアン アレー、そして2年ぶりに復帰したMF川村拓夢はそろってベンチスタート。まずは百年構想リーグを通して形になりつつあったチームの軸で、開幕戦に臨んだ。
試合は開始早々に動いた。前半3分、先制ゴールを決めたのは中野就斗だった。百年構想リーグの開幕戦でもファーストゴールを決めた中野が、今度はJ1開幕戦でもチームのファーストゴールを記録。ゴール前のこぼれ球を冷静に押し込み、広島が幸先よく先制した。
その後も広島は攻撃の手を緩めない。前半はボール保持率53%、シュート数は千葉の2本に対して12本と、試合の主導権を握った。前半31分には、東俊希のパスに反応して最終ラインからボックス内まで侵入した佐々木翔が右足でシュート。千葉GKスアレスに阻まれたものの、最終ラインの選手まで積極的に攻撃へ関わる広島らしいシーンとなった。
1-0で迎えた後半も、広島が攻勢を続ける。後半34分には、鈴木章斗が結果を出した。「2点目はすごく大切だと思っていた」。CKからゴール前でワンタッチで押し込み、待望の追加点を奪った。「前半はあまり思ったようなプレーができていなかったし、自分自身も結果が欲しかった」と振り返ったストライカーが、開幕戦でさっそく結果を残した。
そして、この日の最大の見せ場はその直後に待っていた。後半40分、加藤陸次樹に代わり川村拓夢がピッチへ。2年ぶりに広島のユニホームを着て、公式戦の舞台に立った。
「みなさんのパワーをものすごく感じました。ゴールを決められる確信があった」
その言葉通り、川村はピッチに入って約3分後、ペナルティアーク内にこぼれたボールに左足を振り抜く。シュートはネットを揺らし、背番号「8」の劇的な復帰弾にスタジアムは大歓声に包まれた。
守備ではGK大内一生がクリーンシートを達成。J1では初となる開幕スタメンをつかんだ守護神は、「味方の選手たちがしっかりと(相手を)追いかけて、相手の邪魔をしてくれた。全員で守った結果だと思う。これまでの積み上げ、トレーニングの成果が出た」と、試合後に手応えを口にした。
この日、エディオンピースウイング広島には27,624人が入場。2024年の開業以来、1試合の入場者数として最多を更新した。大きな期待に包まれたスタジアムで、広島は3-0という結果で応え、2026/27シーズンを最高の形でスタートさせた。
広島は次節、8月15日にアウェイで浦和と対戦する。


