若手選手が躍動し、新たなヒーローたちの台頭に注目が集まる今シーズンのカープ。その裏側では、灼熱の由宇練習場を舞台に一軍昇格に向けた激しい競争が繰り広げられている。育成2年目捕手・安竹俊喜は、仲間の活躍に「負けていられない」と力を込める。支配下登録期限は7月末。勝負の夏を迎えた安竹の声をお届けする。(取材は2026年6月上旬)

「育成のままでは長く野球は続けられないことも分かっている」と語っていた安竹

守備面で感じた手応え。支配下への課題は打撃強化

 育成2年目の今季は、「投手の特徴をしっかり覚えて、1年目よりは良いリードができていると思います」と守備面の手応えを口にする安竹。

 一方で打撃については、「首脳陣は『二軍で活躍しているかどうか』よりも、『一軍で活躍できるかどうか』を見ていると聞いたことがあります。やはり最低限、打撃でも結果を残さなければいけないと思っています」と課題を見つめる。また打撃面の課題は、「根本的な部分」だという。

 「シンプルに、バットの振りが他の選手に比べて弱いと思っています。今はスイングを強くすることを目標にしています。あとは捕手として、相手の配球を読む力を高めれば、打球を捉える確率も上がると思っています」

 同じ育成入団の選手たちが今季、一軍で出場機会を増やしている。

 「二軍で一緒にやってきた仲間でもあるので、一軍でレギュラーをつかんでほしい気持ちはもちろんあります。ただ、負けていられないなとも思います。自分はさらにその上をいきたい。守備には自信があるので、他の選手の活躍を見ると、『自分ならこのくらいできるはずだ』と置き換えながら見ています」

 二軍で切磋琢磨してきた仲間と一軍の舞台で共闘する日を思い描きながら、安竹は着実に経験を積み重ねている。

■安竹俊喜(やすたけ・としき)
2001年4月17日生/静岡県出身
178cm/82kg、右投右打
静岡高−静岡大−広島 (2024年育成ドラフト3位)

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