─ 現在は吉野恭平選手に代わってCBでスタメン出場を果たしています。

「正直まだポジションを奪ったと言える自信はないんですけど、日頃の練習の積み重ねが今につながっていると思うので、これからも練習段階からしっかりやっていかないといけないなと思っています」


─ 野上結貴選手、佐々木翔選手らDF陣からは、どのような声掛けを?

「いつも『もっと自分から喋ればいい。周りを動かすつもりでやっていい』と言ってくれています。ある程度、好きなようにやっていいと。自分もピッチに入れば年齢は関係ないと思っているので、しっかり意見は伝えないといけないですし、まだまだ要求してもいいのかなと思っています。ベテランの選手も聞き入れる姿勢を持ってくださっているので、そこはすごくやりやすいところです」


─ 城福監督からは、どのような指示を受けていますか?

「『声を出してプレーしろ』と。それは最初から変わらず言われています。『喋るということは、その時点で準備ができている証拠だ。喋ってプレーすれば、もっと楽にプレーできるぞ』と。声の抑揚というか、もっとメリハリをつけて声出しをしていきたいです。あと攻撃面では『パスを出したあとに足を止めるな。ボールを出した人に対して、もう一回安全にボールがもらえる位置を取り続けろ』と言われています」


─ チームは攻撃的になった反面、前半に失点する試合も見受けられました。

「後ろの選手としてゼロで抑えないといけないと思っていますし、最近の前半での失点はワンチャンス、ツーチャンスで決められているので、もっと集中力を高めないといけないです。とくに真ん中をやらせてもらっているので、チーム全体を引き締められるような動き、働きをしていかないといけないですね」


(広島アスリートマガジン2019年9月号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)

▼ 荒木隼人(あらきはやと)
1996年8月7日生、大阪府出身/185cm、75kg/DF。
サンフレッチェ広島ユース、関西大を経て2018年7月、サンフレッチェ広島に内定。2019年2月19日のACLプレーオフ、チェンライ・U戦で公式戦デビュー。