ACLで結果を残し、リーグ戦でのスタメン機会が急増しているDF荒木選手。

ACLでの活躍を機に、荒木隼人がリーグ戦の出場機会を大幅に増やしつつある。現在は吉野恭平に代わる形で、守備の要であるセンターバックに定着。
守備力を重視する広島において、プロ1年目の大型DFにかかる期待は大きい。かつてサンフレッチェ広島ユース時代には屈辱を味わった。その挫折をバネに、より大きな姿で広島に戻ってきたルーキーに話を聞いた。

─ 大学時代に結果を残し、昨年7月に広島入団の内定が出ました。

「素直にうれしかったですし、戻れるということにホッとしました。プロなら広島でという気持ちが一番にありましたので。ユースのときお世話になったのが広島ですし、プロというものを意識し始めたのも広島に来てからです。プロに行けるなら恩のある広島でプレーしたいと思っていました」


─ 明確にプロを意識したのは?

「高1の夏ですね。ユースもトップチームと同じで吉田サッカー公園が練習拠点なので。そのころからディフェンスの選手を見て、いろいろ勉強していました。もちろん高1のころはユースのAチームの方にも絡めていなかったので、まだまだ遠い存在ではありましたけど」