10月6日、初の一軍昇格を果たすと同日の阪神戦で1番・レフトとしてスタメン起用されたカープのルーキー・宇草孔基。2打席の凡退後に迎えた5回の第3打席にプロ初安打となる左中間への二塁打を放った。

プロ初スタメンの試合で3打数1安打1四球をマークした宇草孔基選手。

 さらに7回に迎えた第4打席では四球で出塁すると、50メートル5秒8を誇る足を生かし、すかさずプロ初盗塁をマーク。この日3点目のホームを踏むなど、秘めたポテンシャルの片鱗を見せつけることに成功した。
 
 二軍ではチーム3位の54試合に出場。ルーキーながら打率.281を記録しながらも「まだまだ課題はたくさんあります。全ての面で力を伸ばしていきたい」と語るなど、結果に満足することなく内容にこだわってきた末の、待望の一軍昇格だった。

「とにかく一軍の舞台で勝負したいので、どんどんアピールをしていきます」

 1年目からローテーションの柱として活躍するドラフト同期の森下暢仁と共に未来のカープを担う期待の若鯉が上々の一軍デビューを飾った。